NARRATOR ROAD


回想録…

2010/11/04

本能と理性、善と悪、相反する二つの矛盾が、
この世に存在し形成されていることにお気付きでしょうか。

「人は何故、悩み、苦しむのでしょう」
事象の一部を回想録として記述しましょう。

参加者の中に、レッスンを重ねるに連れ、
悩み苦しみ、そして、あがき、もがく人を目にします。
その人は何故、悩みと苦しみに直面するのでしょうか。

その背景に潜んでいるものは言うと、こうです。
他の養成機関で学んだ経験者は、ある程度の知識を持ち合わせるが、
低次元レベルの理論と技術論の域にしか達していないのが実情なのです。
素直に夢を実現したいと願って来る者もいれば、一方では資質を省みず、
自身の感性、感覚に溺れ、そして、「誇大妄想と過大評価」の考えが交錯し、
自信と過信をはき違いをする結果に至っても、自分を認め受け入れられない、
様相の人が悩みと苦しみを背負い、苦悩に陥ってしまうと言うことです。

それは、単にレッスン生に留まらず、
一部の所属ナレーターにも見受けられる現象です。

プロとして自立する精神的・重要ポイント。
・自分の弱さを、直視出来る強さがない者は逞しいプレーヤーにはなれない。
・本当に好きで、本当にやりたいことは理屈ではない。
・ただ好きなこと、やりたいことに真っ直ぐに向かえるかどうかなのである。

ナレーターと言う職域で生きる、プロを目指す道程、
光が射すのか、道は開けるのか、誰にも見えず分からないのです。
一度、悩み苦しみを抱えたら自身で突破口を切り開く以外に方法はない。
自分は、それ以上でも、それ以下でもないのです。
自分が、どのくらい弱いのか把握できなければ人も組織も進化はしない。

選択肢は二つ。
・夢を諦めて野に咲く花のように普通に生きること選ぶか。
・夢を実現したいと強い意志が働くなら、自らの姿勢を正し突き進むのです。
そして、悩み、苦しくても逃げずに一路、前だけ見て進むこともいいでしょう。

お釈迦様は、このように言っております。
この世に生まれてきたことが悩み、苦しみの始まりであると…

 

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それが、仏教語で言うところの「四苦八苦」です。
人間として逃れられない必然的な苦しみをさします。
四苦とは、ご存知の「生老病死」、加えて下記の
「愛別離苦」
(あいべつりく)愛する人と別れる苦しみ。
「求不得苦」
(ぐふとくく)求めるが得られない苦しみ。
「怨憎会苦」
(おんぞうえく)怨み憎む人と出会う苦しみ。
「五陰盛苦」
(ごおんじょうく)存在を構成する物質的・精神的要素に執着する苦しみ。

人は選ぶことが出来る動物です。
だが、判断を間違えれば地獄と化する可能性も秘めています。
今のあるがままの自分を受け入れ、素直な演者、素直な表現者になり得る、
大きな心を育てる準備をする必要性を忘れてはいけません。

決して、自分に酔って「過大評価と誇大妄想」を抱いてはいけないのです。

 

撮影地 鎌倉市大町 安国論寺

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